下永谷戸塚


 駅周辺には農地がずっと先まで続き、小川のせせらぎや小鳥のさえずりが聞こえてくるという実にのどかな雰囲気を漂わせている。農家の多くは、トマトや梨、みかんといった作物の栽培を手がけており、その新鮮な地場農産物の直売会には年間約3万人もの客が訪れるという。また、横浜でのハム・ソーセージ製造発祥の地といわれ、作りたてをハム工房で販売している。この農業地帯をまとめて「舞岡ふるさと村」と称すのであるが、舞岡公園の東側には団地が形成されて村とは一線を画した様相である。さらに、明治学院大学のキャンパス、舞岡高校が近隣にあるため、学生の姿も多く見受けられた。商店こそ少ないものの、農業を通じて環境を護ろうという地域住民の心がけが強く反映されているエリアである。

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地上へ出ると、まずその空気のおいしさに驚かされる。

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この風景も横浜駅から25分の距離である。
ハマナス、ツツジなど季節の花や水車が目を楽しませてくれる「せせらぎ緑道」。

 

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